第12回公演『彦一日記』のリメイク。二部構成であったのを一部構成に変更。SFファンタジー色を前面に押し出した。キャストを減らしスリム化した。
【主な曲】「あるマジ老人のタンゴ」「復讐の歌」「未来へ」

作・演出 城 隆弘  音楽・監修 本田真弓

あかねと謎のT.T. 

2013年3月17日 やつしろハーモニーホール

日記を書いているあかね。

明日は楽しい家族旅行!鹿児島まで新幹線で一泊旅行。たのしみィ~!

どんな旅行になるかしら?
ところが、出発したとたんに事故らしき大音響・・・・

場面は変わって300年前の八代。
ここは、瓦版(かわらばん)屋の「とんち屋」今日も楽しく仕事をしています。
龍峰山の頂上近くにある天狗堂

町娘達が天狗の噂を聞き、確かめにやってくる。

不気味な山奥に奇妙なお墓とともにそのお堂はあった。

再び現代。あかねは、無事に新幹線で帰ってきていた。

あかねの祖父の家で瓦版が見つかったことで、歴史家の有馬老人は興奮する。

もうすぐ解体するというその家で調べ物をしていると…

あやしい青年を発見する。
どうやら記憶をなくしている模様。いろいろ訪ねているうちに、こんどは数人のエージェントが現れる。
エージェントは、未来からやって来た事を説明する。

その青年のせいで歴史が変わってしまったという…

しかし、あかねや有馬老人たちには、なんのことやらさっぱりわからない。

その青年を引き渡して、歴史をもとに戻すと、あかねは新幹線の事故にあって死んでしまうかもしれない。

エージェントに抵抗したはずみで、タイムスリップが起きてしまう。

目的地の設定なしにタイムワープしてしまったのだ。

着いた先は、300年前の八代。

かわらばん屋の『とんち屋』であった。