坂本村(当時)が舞台。妖怪に誘拐された少女が主人公。連れてこられたのは妖怪村。さまざまな妖怪でいっぱい。病気になった龍神様を助けるために少女をさらったのだが、妖怪たちはなぜか人間達を嫌っていた。自然環境保護をテーマにしたファンタジー。
【主な曲】「勝利のカーニバル」「こころは蝶のように」「川は美しかった」

作・演出 城 隆弘
音楽   庄野俊治

妖怪の森

2002年12月8日公演

-第1幕-
さくらの部屋に妖怪ブラザーズの登場です。
子ども妖怪たちは、さくらの部屋に何しに来たのでしょうか?
子ども妖怪たちは、大変な使命を帯びているようですが、
それはいったい何なのでしょうか?
パパ、ママ、おばあちゃんは、さくらがいなくなり大騒ぎ。
警察に連絡するのですが。
やってきたのはどこかうさんくさそうな刑事達。
本当に大丈夫でしょうか?
これはおかしい、刑事達。
しかも卑怯な刑事に変身するのです。怪しげな陰陽道を駆使するこの刑事は、はたして阿部清明の生まれ変わりなのでしょうか?
妖怪村へとやってきたさくら。
そこは本当に夢の世界のように美しいところでした。
花が咲き乱れ、動物たちが楽しそうに踊っている、不思議な場所だったのです。
たくさんの妖怪や動物や精霊たちがあらわれて、妖怪村ショーの始まりです。
しかし、そこに現れたのは、悪の化身「カラス」!
妖怪村を自分のものにしようと、たくらんでいるのです。
カラスにはフクロウというやたら武術の強い腹心の部下がついていました。
こども妖怪の兄貴分のハヤテは苦労します。
思い出の力を使うんだ!
妖怪たちは叫びます。
思い出の力とは…みんなの心の中にある思い出のパワーを引き出すことで、悪の力にうち勝つことが出来るようになるものなんだ。
-第2幕-
さくらを探しに来た人間たちは、森の中で不思議な体験をします。
突然現れた女神様(実は龍神様)に山本刑事はサルにされてしまうのです。
龍神のパワーで、妖怪の森が出現します。
力を使い果たした龍神様はその場に倒れ伏す。
龍神を祈とうの歌で助けようとするおばばたち
森を破壊するのは実は人間だ、と怒る妖怪たち
早く妖怪の森を自分のものにしたいカラスだが、なかなかうまくいかない。
カラス軍団も、何とかしようとするのだが、いい知恵がなかなか浮かばない。
そこへ現れたのはなんと刑事達。卑怯にも人間を裏切り、龍神の玉を奪い取る刑事達。
山本刑事は嫌々ながら…
龍神の玉を奪われて、すっかり気落ちした妖怪たちにむかってさくらは、とんでもないことを言い出す
「ママに助けてもらう」
まわりの妖怪や人間たちは、全然打ち合おうともしないが…突然
「実はね…」といきなりパワーを見せつける!なんと、ママは30年前に分かれた龍神の双子の妹!
人間にあこがれた、ちょっと変わった精霊だったのだ。
 一緒に「龍神の首飾り」の歌を歌います。
龍神はハヤテに、100年前の美しい自然を歌で思い出させます。

そこに再び現れるカラス

そして裏切り刑事に龍神の玉を持ってこさせますが…
龍神の玉は元の龍神の元に戻り、妖怪と人間が力をあわせます。そのパワーで、カラスはとうとう破れるのです。

勝利の喜びを歌と踊りで表します。
妖怪も、龍神も、人間も、妖精も、みんなで踊ります。
パパとママとさくらのごあいさつ。

カーテンコールの最後はやはり「夢・希望・未来」
また見に来てくださーい!


ありがとうございました。