第21回公演。はじめての舞台上舞台の公演。
昨年に続き、「子どもミュージカル」というコンセプトでの上演。

子どもミュージカル
ひこいち大作戦
平成18年1月13日~14日上演
(やつしろハーモニーホール特設舞台)

作・演出 城隆弘/音楽 本田真弓

劇団初の舞台上舞台公演でした。
子ども主体のミュージカルで、これも劇団初の3回公演。
いじめという社会問題をテーマにした問題作でした。

開幕
前説として最年少の8歳(小2)でしたが、
立派に大役を果たしました
小学校が舞台。夏休み明けは新鮮な感じがします。
4年1組に転校生沙璃(サリー)がやって来ました。
いじめの構図。
転校生は目がつけられやすいのです。
なぐさめる千代子(チョコ)
なかなか心を開かないサリー
 

ユナ(チョコのお姉ちゃん)は六年生。
シオンとマリリンと合わせて仲良し三人組です。 ♪「仲良し三人組」アイドルですっ!

ユナはいじめのことをリュウ(サリーの兄)に相談。
でも、まともにとり合ってくれません。
(回想)ユナの家ではこのことが話題になっていた。
それでもユナはしばらくリュウのことを忘れていた。
 
社会科の授業(学校行事)でお芝居が上演される。
「ひこいちとんち話」のお芝居であったが、
主人公が、なんとリュウだった。
いじわるきつねをとんちで退治するひこいちが
ユナには印象深くきざみこまれたのであった。
そしてリュウのことが気になり始めるユナであった。
そんなある日、サリーちゃんが行方不明になる。
担任の下田先生は校内を探し回るが、見つからない。
シオンとマリリンに手伝ってもらい、校内を探して
「やつおうさん」にやってくる。
「やつおうさん」とは、校内にある楠の巨木のこと。
すると「やつおうさん」に登っているサリーを発見。
サリーは楠の枝の上で一人で遠くを見ていた。
探しに来た先生達もこのことを知って驚愕する。
 サリーは思いを込めて「木の上の自由」を」歌う。
 
 いじめが原因だと気づいたみんなは、ひこいちの
ように、工夫していじめをなくそうという気持ち
になる。そして、みんなでサリーに呼びかける。
 
 みんなの呼びかけに心を開いたサリーちゃんは、
降りてきて、一緒に「僕はひこいち」を歌う。
みんなにはいじめを許さない気持ちが芽生える。
♪「僕はひこいち」
 
 ユナとリュウはお互いに感謝の気持ちを述べる。
二人の心が溶け合う。この胸の高鳴りは何!
美しいシルエットとなって幕が下りる。